インプラントはどれくらい持つのか?

こんにちは。那珂川市の歯医者「ひらせ歯科医院」院長の平瀬正康です。

「インプラントって、一度入れたら一生もつんですか?」

こうしたご質問を、患者さんからよくいただきます。

確かに、インプラントは非常に耐久性の高い治療法ですが、

一生もつかどうかは使い方次第とも言えます。

今日は、インプラントの寿命についてわかりやすくお話ししていきます。


インプラントとは?

インプラントとは、歯周病や虫歯などで歯を失った部分に、

チタン製の人工歯根を埋め込み、その上に歯の被せ物を作る治療法です。

• インプラント本体(フィクスチャー)はチタン製で、劣化や虫歯の心配はありません。

• 上部構造(セラミックの被せ物)も、基本的には変色しにくく丈夫です。

しかし、インプラントそのものが丈夫でも、

周囲の骨や歯ぐきにトラブルが起こると寿命が短くなってしまうのです。


インプラントの一般的な寿命は?

インプラントの10年生存率は90%以上と言われています。

一方で、

• 入れ歯の寿命は上が10年で約80%

• ブリッジの寿命は約8年で約70%

と言われているので、他の治療法と比べてもインプラントは長持ちする傾向にあります。

ただし、これは「きちんとメンテナンスとセルフケアをしている場合」に限ります。

定期的なチェックを怠ったり、生活習慣に問題がある場合は、

10年持たないこともあるので注意が必要です。


インプラントの寿命を縮める主な原因

① インプラント周囲炎

天然歯における「歯周病」と同じように、

インプラント周囲でも細菌感染が起こることがあります。

• インプラントの周りに炎症が起き、骨が吸収される

• 自覚症状が出にくく、気づいたときにはかなり進行していることも

• 一度骨が溶けると、自然に治ることはほとんどありません

だからこそ、日々の正しい歯磨きと、定期的なメンテナンスが非常に大切になります。


② 喫煙

タバコに含まれるニコチンは、

血流を悪くし、傷の治りを遅らせたり、免疫力を低下させます。

• 術後の治癒が悪くなる

• インプラントと骨の結合が不十分になる

• インプラント周囲炎のリスクが2〜6倍高まる

そのため、インプラント治療を受ける際は、禁煙が強く推奨されます。


インプラントを長持ちさせるために大切なこと

定期的なメンテナンス

• インプラント周囲のクリーニング

• かみ合わせのチェック

• レントゲンによる骨の状態確認

• ネジの緩みチェックと締め直し

などを定期的にチェックし、不具合を早期に発見・対処することがポイントです。


セルフケアの徹底

• 歯ブラシだけでは落としきれない汚れもあるため、

歯間ブラシやデンタルフロスの使用も推奨します。

• 人それぞれ磨き癖があるので、患者さんに合った清掃方法をご提案しています。


生活習慣の改善

• 禁煙

• 食生活の見直し(免疫力アップ)

• 睡眠の質向上、ストレスケア

こうした体の健康管理も、インプラントを長持ちさせる秘訣です。

インプラントだけでなく、残っている天然歯も守ることにつながりますね。


【まとめ】

インプラントはとても優れた治療法ですが、

「入れたら終わり」ではありません。

日々のケアと、歯科医院での定期的なメンテナンスをしっかり行えば、

10年以上、さらには20年、30年と使い続けることも可能です。

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